日本映画批評家大賞とは

アメリカでは映画批評家が選ぶ「ニューヨーク映画批評家協会賞」「ロサンゼルス映画批評家協会賞」 「全米批評家協会賞」等、権威ある映画賞があります。 日本でも各種の賞がありますが、純粋に映画評論家だけが集まって催す賞はありませんでした。 この日本映画批評家大賞は、映画界を励ます目的のもと、 現役の映画批評家が集まって実行するもので、 1991年 水野晴郎 が発起人となり、淀川長治小森和子等、 当時第一線で活躍していた現役の映画批評家たちの提唱により誕生した。

「批評家による批評家だけの目で選んだ他に類を見ない」賞です。

現代文化の一翼を担う映画を更に充実、そして向上させたい。
そんな願いで純粋に映画を見続け長い映画の歴史を知り尽くした批評家たちが、 限りない愛情を注いで選ぶ賞です。
今年度を振り返って、功を残した人たち。やがて次の時代に大いなる飛躍を遂げる人たち。さらには、映画界に多大な足跡を刻んだ大先輩方に賞を差し上げることによって 新たなる明日に発展を遂げる映画を育てようというものです。
日本の映画文化の向上に大いなる励ましになればと思います。

事務局長・代表理事 挨拶

はじめまして。 私たちは皆、創立者である水野晴郎氏に生前にお世話になり、映画の多くを学ばせていただきました。映画に対しての想い、映画制作陣としての姿勢、映画とは何かなど、若かりし頃の私からしたら水野氏の存在は絶大なるもの でした。 私たちは、水野氏から教わったことを最大限活かせるよう精進して参ります。新たな日本映画批評家大賞へと生まれ変われるよう運営して参りますので、どうか暖かく見守っていただけますと幸いです。

選考委員

あいうえお順・敬称略

伊藤 さとり

映画パーソナリティ・映画評論家。映画コメンテーターとして「ひるおび」(TBS)「めざまし8」(CX)で月2回の生放送での映画解説、「ぴあ」他で映画評や連載を持つ。「新・伊藤さとりと映画な仲間たち」俳優対談番組。映画台詞本「愛の告白100選 映画のセリフでココロをチャージ」、映画心理本「2分で距離を縮める魔法の話術 人に好かれる秘密のテク」執筆。

島 敏光(批評家代表)

1949年、ジャズ・シンガー笈田敏夫の長男として、鎌倉に生まれる。中学時代に映画の楽しさに目覚め、毎年約300本の映画を観続け、これまでに観た映画は約20,000本!著書に「黒澤明のいる風景」「永遠のJ-ポップ」「映画で甦るオールディーズ&プログラム・コレクション」等がある。

新谷 里映

雑誌編集者を経て、現在はフリーランスの文筆家。雑誌・ウェブを中心に映画を紹介するほか、東京国際映画祭やトークイベントでの司会業、公式ライターとして撮影現場を取材するなど映画を中心に活動。解説執筆した書籍「海外名作映画と巡る世界の絶景」(インプレス)。ネットラジオ「シネマのなかに見えるもの」(Voicy)。
撮影:平岩享

中村 梢

WEBメディアを中心に映画、ドラマ、音楽、漫画などエンタメジャンルで主に執筆中。

松崎 健夫

映画評論家。東京芸藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了。テレビ・映画の現場を経て執筆業に転向。テレビ・ラジオ・配信番組に出演し、「キネマ旬報」誌や劇場パンフレット等へ多数寄稿。ゴールデン・グローブ賞国際投票者、キネマ旬報ベスト・テン選考委員、田辺・弁慶映画祭審査員、デジタルハリウッド大学客員准教授などを務めている。
撮影:間庭裕基

安田 佑子

東京国際映画祭MC。アナウンサー。作詞・訳詞家。株式会社東日本放送・アナウンサーを経てフリーに。映画舞台挨拶MCほか「FLIX」、「シネマトゥデイ」「OZmall」等、雑誌やWebで監督・俳優インタビュー記事執筆を経て、韓国映画に魅了され留学。帰国後は韓国ミュージカルの翻訳・訳詞も手がける。

世界の批評家大賞

映画批評家たちが決める賞は各国の映画祭で最も名誉のある映画賞として位置付けられています。

世界の批評家大賞マップ